高知良山

高知良山
高知良山

【日 時】2019年10月27日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】高知良山(625m)
【山 域】三重
【ルート】 (8:45)さぎりの里--(10:15)神武天皇遥拝石柱--(10:40)高知良山--(14:35)さぎりの里
【所要時間】5時間35分
【メンバー 】単独


前日、同窓会を終え鮒田で車中泊。夜間は満点の星空。冷え込みはなかったがこの車で寝ることにまだ不慣れ。空が白み始める。前日までの雨で北山川は水量が多い。朝食を済ませる。鉱山資料館は日曜は開館で休館は月曜日。道の駅の前には竹製の筒状のものが台車に乗っている。選鉱場跡に行く。つえの峰の山頂から中腹には霧が掛かり始めた。風伝颪が見られるかもと考え尾呂志に向かう。風伝峠トンネルを抜け「さぎりの里」。振り返ると風伝峠から北に派生する最初のピークを越え霧が滑降している。最初は薄っすらと稜線が見えていたものが、だんだん濃くなり次のピークとの鞍部からも零れ出す。霧の移動する様子から速度感が判り、風が寒く感じる。暫く撮影。

一段落してこのまま見えている高チラ山に登ることにする。さぎりの里のトイレで着替え。車に戻る途中、同窓会に出席していたs氏と合う。彼も家に帰る途中、風伝颪に気付き、さぎりの里で眺めていたようだ。暫く会話。

身支度を整え出発。この山には以前にも登ったことはある。「さぎりの里」の横の道を登って行くがどうも様子が違う。引き返し、道なりに車道を登っていく。民家を抜けていくと、上野貯水池に突き当たる。鷲ノ巣山・鵯山登山口の標識がある。家に帰って過去の記録を見るとここまで車できたようだ。

貯水場の上はゲートがあり建物もある。車道を登って行くと左に建物があり車が2台停まっている。ここから植林帯の地道になる。分岐が幾つかあるが高い方を選択していく。道なりに進むと右に捲いて平坦な道になる。そのまま進むと養蜂箱があり下りになる。おかしいと気付きカーブまで戻ると、赤布があり登山道になる。最初は明瞭だった踏み跡も登るに連れ薄くなる。下の方から太鼓の音が聞こえる。桧の植林帯の中を赤布を拾いながら進む。1時間弱で2m四方の石段の上に「神武天皇遥拝」と書かれた石柱に出る。

祭壇横の明瞭な踏み跡を追う。左に高みを見ながら平坦なトラバース道となる。違和感を感じ左の尾根に取りつく。常緑樹林帯の尾根沿いに進む。こちらも踏み跡が薄く赤布を拾いながら進む。急坂を登ると傾斜が緩む。稜線に従い進むと高知良山に飛び出る。山頂は常緑広葉樹に覆われ視界はないが木の間から風伝颪がまだ続いている様子が判る。

本日はここまでとし来た道を辿る。神武天皇遥拝石柱の明瞭な踏み跡を少し降りるがヤブっぽく方向も異なるので引き返す。赤布を確認しながら下る。下方に林道が見えるようになりホッとする。車のところに戻ると風伝颪は消えていた。

紀和町の資料館まで戻り、鉱山の写真などを持ってきたスキャナーで取り込む。2時間ほど作業したが疲れてきたので作業を打ち切る。同窓会の疲れもあり今回の旅はここまでとする。千枚田をカメラに収める。路地売りのミカンを2袋買って帰路に就く。一志の温泉に浸り寛ぐ。


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