高野山町石道


高野山町石
高野山町石

【日 時】2019年 5月23日(木)
【天 候】
【山 名】高野山町石道(1212m)
【山 域】和歌山
【ルート】 (8:40)金堂前駐車場--(8:55)大門--(9:40)水場--(9:45)鏡石--
(10:05)展望台--(10:45)袈裟掛石--(11:00)矢立--(11:55)笠木峠--
(13:35)二つ鳥居--(13:55)古峠--(14:15)六本杉--(14:55)雨引山分岐--
(15:35)展望台--(16:10)慈尊院--(16:40)九度山駅==「南海電車」
(16:55)橋本駅==「バス」(18:05)高野山ケーブル駅==「バス」(18:20)金堂前駐車場
【所要時間】8時間00分
【メンバー 】単独


熊野古道に追加された高野山の町石道は冬場に行こうと考えていたがこの季節になってしまった。前日から準備し朝4時に目覚ましをセットしたつもりが、セットされていなかった。出発は5時前になってしまった。明るくなり空は快晴だが気温は8℃。名張を通過して榛原からは南下して吉野川沿いを下る。五条のオオクワでオニギリを買ってトイレ休憩。地図を確認するとR371が道なりに直線的に高野山に行けそうだ。橋本に近づくと通勤時間帯になり車が増え始めた。R371の入り口でこの道は狭いので高野山へは別の道を利用した方がよいとの案内がある。時間も早いので狭い道は覚悟で侵入。案内通り完全な狭い山道で対向には気を遣う。しかし通勤とは無縁の道でユックリとマイペースで走行する。峠を越えると川沿いの道になる。青少年旅行村の施設がある。二つの川の合流した所を通過。徐々に登り路になる。川を左にどんどん高度を上げる。高野山へは野迫川から来た時の場所に出る。高野山の東側の駐車場は閑散としている。朝早いのか金堂前の駐車場も車は少ない。ここに車を止めて身支度を整える。

トイレを済ませ出発するが、忘れ物。手ぬぐいは忘れたようだ。本日は快晴で暑くなるとの予報。地図を確認し大門に向け歩き出す。弘法大師の街で辺りは寺院ばかり。歩行者は日本人より外国人の方が多い感じ。9時前で道端の店はまだ準備中のようだ。街の端に大門がある。裏から表門に回ると「高野山西の入り口の正門。重層の五間三戸、入母屋造、銅瓦葺の桜門」との説明板がある。道路を渡ると山道になり植林帯の中の階段を下る。直ぐに町石が現れる。数が増え高野山が起点のようだ。ズーと下っていくと考えていたが水平道が多く所々アップダウンになる。時々登山者と行き交う。この人達はいつどこから来たのか?空は晴れているがズーっと植林帯の中の道で安心する。右の車道が近づき左に小川が流れるところにベンチがありサクラソウが咲いている。鏡石を右にみてタンタンと下っていく。一旦車道に出てひと登りすると展望台に出る。男性の先客が休憩中。持参してきたミカンを食べながら休憩。案内板には関西電力送電線、龍門山、飯盛山、大阪湾などの説明があるが大阪湾は見えない。

坂を下ると車道に出て横断する。また植林帯の中の平坦な道になる。押上石、袈裟掛石と弘法大師に所縁のある説明がある。暫く下って行くと植林帯を抜け集落のあるところに出る。ここが矢立で茶屋やトイレがある。九度山方面から来た人が3人ほど休憩している。

道路を横断する。道路を右に見ながら緩やかな登りとなる。傾斜はないが堪える登りとなる。逆コースの人と3~4人行き交う。尾根のような所を乗り越す。鉄塔維持路を示す橙色の標識がある。一旦平坦な道になるがまた登り返す。笠木峠には正午近くに到着。大きな案内板で位置を確認する。傍の小屋は崩壊寸前。上古沢駅へエスケープできるようだ。木陰で昼食タイムとする。

平坦な道を南に進む。男性単独行と行き交う。木の間から左にゴルフ場が見える。コース内の打球事故には責任は負えませんの紀伊高原ccの立て札がある。少し登ると平坦な道が続く。1km先にトイレの案内。右に地蔵堂のあるところは南側が開けその集落(神田)の北側の端ににトイレがある。ルートからは南に階段を下る。田園地帯で田には水が張られている。左にゴルフ場がありグリーンやティーがルート近くまで来ており、休憩小屋がルート上にある。植林帯の中の登りとなる。白蛇の岩と鳥居の説明板がある。高低案内ではコース最後の登り。頑張って登り詰めると二つ鳥居に到着。大きな二つの鳥居と展望所になっている。展望台からは吉野の里が一望なる。暫し休憩。

古峠は植林帯の中にある。上古沢駅まで2.5km。丹生都比売神社には行かず。14時を過ぎているが登ってくる人が多い。比較的平坦な道を下っていくと六本杉に到着。植林帯の中であるがそれらしい六本杉は見当たらない。少し下ると若い外国人の男女と行き交う。石段の道から傾斜は緩いが足元が滑りやすく石ころがあったりで歩きにくい。タンタンと下り雨引山分岐。地図には丸印があったが休憩には不適当。単独男性が勢いよく追い越していく。銭坪を過ぎると葛城方面の視界が開ける。植林帯を抜けると視界が開け柿畑の中を進む。果樹園の中の舗装道になる。追い越していった男性が路地売りでミカンを食べている。百円で売っている袋もあるが、古くなったミカンはフリーとのこと。展望所までミカンを2つ持って下る。ベンチで高野口町の中をユッタリ流れる紀の川の景色を見ながら食す。

果樹園の中の舗装道を一気に下る。道端にフウロが咲いている。幾つか車道を横切る。男女のカップルが盛んに自写しながら降っている。道なりに下って行く。丹生官省府神社を慈尊院と間違える。慈尊院の境内には2層の朱色の塔が建っている。院の前には観光バスが待機している。先のカップルなど聞き覚えのある言葉を交わしている。ハングルで韓国からの観光客の様子。バスの運転手に九度山駅を尋ねるが要領を得ず。右に曲がり地図を確認しながら道なりに進む。左に道の駅がある。当初はここに車を置いて行動する計画だった。川を渡り県道路沿いに進む。永代橋から真田橋を渡りR370を横断し九度山駅に到着。

やれやれと思い切符を買おうとする。が、ケーブルが故障中で高野山には橋本からバスに乗ってくれとの放送が流れる。入場券のボタンを押し停車中の橋本行の運転手に事情を尋ねる。この電車に乗ってくれとのこと。橋本駅では係員が待機していた。九度山駅の入場券を示すと高野山駅までの料金で17時発の振替バス券が発行された。5~6人の係員が緊急事態の対応に当たっていた。バスは一旦高速道に出て紀の川で降りR24からR480に入った。道路はR370に比べれば比較的直進的。しかしR370に合流してからはカーブの連続する道になる。高野山の大門まで行くが転回場で切り返しケーブル駅まで行く。途中下車したいものだが。ケーブル駅から高野山までバスで繋ぎ駐車したところまで戻る。途中、往路で行き交った人を見かける。スピーカーからケーブルが復活したとの案内放送が流れていた。逆コースの人達の中にもケーブルが動かないと車のところまで戻れない人もいたと思う。どんだハプニングで夕暮れになり店は閉店しており土産物はパス。

家に遅くなるとメール。R480からR370と繋ぎ橋本に出る。R24の五条からR370に入り大淀・吉野を通り宇陀道の駅で小休憩。榛原に出てR165で10時過ぎ家に到着。ひと風呂浴びて就寝。

行動時間8時間。その後のハプニングでハードな一日となった。ケーブル乗車も楽しみにしていたが残念。20km/l一瞬達成。48,18,17,11。


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