七面山・楊枝の森

楊枝の森から
楊枝の森から

【日 時】2017年 5月20日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】七面山(1624m)・楊枝の森(1633m)
【山 域】奈良(大峯)
【ルート】 (6:25)林道終点--(7:55)七面山登山口--(8:40)七面尾根分岐--(9:55)西峰==
(10:20)東峰--(11:40)楊枝の森--(13:10)西峰-(14:40)七面山登山口--(15:55)林道終点
【所要時間】9時間30分
【メンバー 】単独




七面山は17年前に登山口まで車で入って登った。前夜宇井から篠原宇井線に入り路脇の工事作業用のスペースで車中泊した。夜間車の通行は無かった。起床して工事看板を見ると崖の崩壊個所の修復中とある。この地区は2〜3年前の大雨でがけ崩れのため幾つか集落が孤立した。国道に通じる道路はこの地区に住む人にとっては生命線といえるかもしれない。篠原の県道との分岐に「大峯奥駆道(七面山)登山口まで約11.5k」の標識がある。橋を渡り川沿いの林道になる。七面谷を遡行し、沢に突き当たる。岡山ナンバーの車が一台停まっている。五条市のこの先は私道で崩落個所もあるとの看板がある。路脇に車を停める。ヒンヤリした大気で寒さを感じる。

パンを食べ、食料、飲料をザックに詰め込む。いきなり沢を渡る。水深はないがコケが生え滑りやすい。川を渡ったところに車止めがある。岩石が散乱し道路しては全く使用不可。谷沿いでは大岩が混じる。岩の間に薄っすらとトレースがある。少し登ったところに舗装が落ちた崩壊個所がある。残った木にロープが張られている。応急的な対応状態で足元は滑りやすい。倒木や岩を避けながら薄っすらとトレースが伸びている。ワインディングを繰り返しながら高度を上げる。川音が消え下から声が聞こえる。対面の山は明星ヶ岳か。下部に比較して上部ほど岩の散乱は少なくなる。平坦な道になる。右に上方に伸びる道を見る。暫く進むと右手に七面山登山口の標識がある。一服する。

索道用の機械を右に見て、ここからはジグザグの植林帯の中の急な山道が始まる。踏み跡も薄くテープを確認しながら急坂を登る。植林帯を抜けると開けた個所がある。植林帯のはざまを進むと、七面尾根からの稜線になり傾斜が緩む。青空に鮮やかなアカヤシオの花が出迎えてくれる。自然林の尾根となるが、大きな木の根が道にはみ出して歩きにくい。西峰への登りになる。対岸の檜ノ尾が段々近づいてくるのが励みになる。汗が噴き出し手拭いを忘れたことに気付く。が、おにぎりの手拭きが代用になる。西峰直下に来ると、樹林間隔が広がる。低い笹原の中のユッタリとした大木の間の道を進む。単独男性が勢いよく下山。西峰は特徴のない山頂であった。北側には明星の奥に八経が見え、南側は釈迦からの稜線が見える。

東峰に向かう。西峰の岸壁を避けるように大きく下り鞍部。奥駆道の道標がある。岩峰を右に見ながら下り、ひと登りしたところが東峰であった。樹林の中の山頂で南側の視界はなかった。1624mの標高。大峰主脈の稜線が意外に近くに感じられた。一休みして楊枝の森へのルートを探していると、単独男性が現れた。篠原から取り付いて下辻山から七面尾を通りこれから明星を通り下山するとのこと。

東峰山頂から基部まで下る。稜線を下っていると、先の男性が来て先に行ってもらう。稜線の明瞭な下りは問題ないが登り始めるとルートファインヂング。テープを追いながら進むと先の男性が休憩。心配してくれたのかも。頂部を目指して進むが段々踏み跡が不明瞭になる。若干ルートは外したが楊枝の森山頂。山頂標識はないが七面山への道標がある。奥駆道は東側を巻いているようだ。楊枝の宿を探したが目視できず。降りて登り返すには体力が心配になる。本日はここまでとする。明星の奥に顔を出した八経や仏生を眺めながら昼食タイム。

東峰に向かうは途中テープを見失う。明瞭な稜線に出るまでルートファインディング。テープを見つけてホッとする。東峰への登り返し、西峰への登りがキツく感じた。眺望は楊枝の森で堪能したので槍の尾には行かず。

下山に掛かる。往路気付かなかったがシャクナゲもピンクの蕾状態。アカヤシオとシャクナゲを同時にみる。登山口まで戻る。荒れた林道を下る。下部になると水場があり汗を拭く。崩壊個所は往路ほど気にならなかった。渡渉個所で靴を洗う。

車の所に戻り、帰路につく。「夢の湯」で温泉に浸り、カップヌードルを食べる。家に仮眠してから帰る旨メール。少し眠ったが目がさえる。宇陀の道の駅は明るい。三本松の道の駅で仮眠。4時前に起きる。青山高原で日の出を見る。風車がまた増えた様子。


囲炉裏村トップページへ      ホームページにもどる
inserted by FC2 system