山上ヶ岳

山上ヶ岳から南を望む
山上ヶ岳から南を望む

【日 時】2017年 5月19日(金)
【天 候】晴れ
【山 名】山上ヶ岳(1719m)
【山 域】奈良(大峰)
【ルート】 (6:10)五番関トンネル--(6:30)五番関--(7:10)鍋かつぎ--(7:40)万六十五丁石--(8:25)洞川茶屋--(9:35)山上ヶ岳山頂
(11:05)洞川茶屋--(12:15)鍋かつぎ--(12:45)五番関--(14:00)百丁茶屋--(14:20)林道--(15:45)五番関トンネル
【所要時間】9時間35分
【メンバー 】単独




奥駆の北部の残っている区間山上ヶ岳〜百丁茶屋。五番関トンネルは昨年まで不通だったがネットでは4月から通行できるとの情報があった。ここから奥駆道に上がって区間走破を目指す。渋滞時間を避け21時頃、ナビで洞川温泉、一般道、を指定して出発。名張の渋滞はなかったが上市から吉野に向かい始めた。急坂の狭い道を登り吉野の街中に入ってしまった。中千本辺りから林道に降りる。どうやらナビは最短の一般道を選択したようだ。狭い林道のアップダウンが続く。峠を越え黒滝に出るがまた峠越えになる。12時近くでまだ山を登っている状態。ようやく下り始めキャンプ場の看板を見る。ここで地図を確認。洞川温泉を越え、観音峰登山口駐車場で車中泊。

夜間予想より非常に寒く感じ、持って来たものを着込む。5時頃、起床して顔を洗う。閑散とした洞川の街中を抜ける。母公堂あたりでは出発準備の登山者を見る。毛又谷林道に入り道なりに高度を上げる。五番関トンネル手前に駐車。登山口は東屋の奥。東屋の脇に駐車して身支度を整えているともう一台軽自動車がやってきて準備し始めた。トンネルをカメラに収め出発。植林帯の急坂を登っていると、軽自動車の人が軽快な足取りでサッサと追い越していった。同年齢台と思われるが早い!植林帯を登り詰めたところが五番関。女人結界の門がある。石標には山上ヶ岳まで4.3k。小休憩。

旧道は巻道、新道の尾根越しのルートを進む。急坂が続き、植林帯を抜け自然林に変わる。岩場になり鎖場も現れる。振り返れば大天井岳が大きく見える。傾斜が緩むと植林帯になり、旧道と出会う。v字状に抉れた道がある。暫く進むと森林の中に鍋かつぎ行者がある。休憩。

徐々に高度をあげると快適なブナの疎林帯になる。万六十五丁石や遭難碑がある。勝負塚山からの稜線と出会う辺りが宿跡か。木の間から山上ヶ岳が望まれる。快晴で遠く大台の山々や大天井岳の全体像が望まれる。鎖場の蛇原を慎重に通過。傾斜の緩いルートが伸び山上ヶ岳への稜線が見える。櫓のような建物が現れ「洞川茶屋」に着く。洞川からの道と合流。山道が茶屋の中を通過しており、通路には台椅子も沢山並べられている。平日で店は閉まっており、奥の方からラジオの音が聞こえる。自然林となり、東の展望が広がる。前方に雪の岩場が望まれる。二軒の「陀羅助茶屋」を抜けたところで一服。

旧道の「表行場」には行かず。木の階段道を慎重に登る。所々斜めから支木で補強されている。単独の下山者と行き交う。高度を上げると洞川温泉の集落や稲村ヶ岳の稜線が見える。階段を登り切ると山頂の稜線にでる。「西の覗(のぞき)」は帰りに立ち寄ることにする。門を潜ると山頂の建物群が近くになる。朝の軽自動車の人と行き交う。バイケイソウが目を出し始めている。少し下り、登り返すと宿坊に着く。山門を潜ると山頂の大きな寺院が現れる。お花畑方面に向かう。晴れ渡り、素晴らしい眺望で、稲村、大日、弥仙、釈迦など大峰の名だたる峰々が望まれる。まだ10時前だが朝食を摂っておらずここで昼食タイム。

西に向かい蓮華辻の見える岩場に向かう。ここからの眺望もよい。巻道の案内に従い宿坊に戻る。「西の覗」で写真を撮る。ここからの眺望もよい。「覗き」と称する岩場からは押並べて眺望が卓るか。木梯子辺りから登山者が多くなる。「陀羅助茶屋」では法螺を持った山伏姿の人も現れる。「洞川茶屋」からは人もなくなる。地図を確認しながら鍋かつぎから旧道で下る。植林帯の巻道で若干崩壊個所がある。五番関まで戻る。

吉野から来たと思われる単独行は新道を登っていった。百丁茶屋までは大天井岳の東側を巻く道。おおよそ、植林帯の下り道が伸びるが、所々崩壊個所がある。補修されているのが心理的に負担を感じる。百丁茶屋に近づくと安定した道になる。見覚えのある茶屋に着くとホッとする。14時を過ぎていた。距離があり帰路は下の林道を利用する。林道は大天井岳の東側を北側から南側に回り込む道。大天井岳の大きさを感じる。歩行中通過した車は2台。分岐から少し登りはあったが、幸いにもおおむね平坦な道。五番関トンネルを確認してホッとする。車のところに戻る。

天川温泉に浸りユックリする。近くのコンビニを尋ねると黒滝まで行く必要があるともこと。道の駅で翌日の食料を仕入れる。ナビで篠原辺りを適当に設定。天川から国道までの道が狭く感じた。宇井から林道に入る。大きなスペースの所で車中泊。


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