上葛川〜玉置山(奥駆道)

十津川・折立を望む
十津川・折立を望む

【日 時】2017年 5月 4日(木)
【天 候】晴れ
【山 名】玉置山(1076m)
【山 域】奈良・和歌山
【ルート】 (7:05)上葛川登山口--(9:00)花折塚--(10:10)玉置山--
(11:30)花折塚--(13:05)上葛川登山口
【所要時間】6時間00分
【メンバー 】単独


奥駆道には未踏区間幾つかある。南奥駆の難所、笠捨〜地蔵〜香精は上葛川から登った。しかし上葛川〜玉置山は未踏区間。前日、紀伊路を完了してこのルートに向かった。本宮で仮眠を取ったが、この日に何かイベントがあるようで川原の駐車場の一部が占有されており、夜間、絶えず車が往来していた。5時過ぎに起きて道の駅に移動して顔を洗う。ナビ任せでr168を北上。十津川温泉・折立を過ぎ、トンネルを抜けたところを行き過ぎトンネル内でuターン。r425に入る。川沿いに国道を辿る。橋を渡ってカーブを切りながら高度を上げる。シャクナゲ公園には行かず登ってトンネルを越える。少し下ると玉置山登山口のバス停がある。道路脇に車を停め出発。

黄色い登山口標識はあるが道らしいものはない。良く見ると腐れた木の階段のようなものがある。茨や灌木で覆われたヤブを漕ぎ少し登ると左に道のようなトレースがある。傾斜はないのでトレースを追う。植林帯に入ると落ちた杉の枝の混じる道になる。崩れた個所が幾つかあり緊張する。引き返すか迷うが、登る程道がハッキリしてくる。「きのこの採取を禁ズ」のプレートもある。植林帯を抜けると自然林になる。尾根を巻くと山稜が近くなる。落ち葉の緩い坂を辿ると奥駆道の標石と標識があり胸をなでおろす。ここで朝食を摂り、気持ちが落ち着く。

玉置神社まで5.1k。蜘蛛の口の石標もある。良く踏まれた平坦な植林帯の中のルートが伸びる。祠の中に地蔵があり稚児の森の石標がある。玉置山への林道が平行して走る。大きな伐採地が見える。林道に降りてまた山道に入る。青空が広がり中八人山が見える。ルートは大体林道に沿っており時々林道に出る。急坂になり登り詰めて林道に出ると花折塚への標識がある。少し登って右折。平坦な道を進むと石垣の上に石碑がある。辺りは鬱蒼とした檜林で風が吹き抜け寒い。風を避けて休憩タイム。

平坦な道が続く。植林帯を抜けると赤白のシャクナゲなどが植えられた人工的な公園に出る。この辺りは茨が多く歩き難い。道路の対面にはログハウス風のトイレ・東屋・展望台やベンチがある。朝の晴れ間は終わり雲が出て来た。展望台に登る。通過してきた花折塚付近は主稜の走行は直角に曲っているように見える。傍にある写真案内板がないと同定するのは難しい。下方に十津川と折立の集落が見える。

少し登ると大きな熊野古道の石標がある。見晴台があるが、山稜に雲が掛かっている。ここから自然林の中のかつえ坂。新緑の中の最後の登り。下方に通行する車が見える。アンテナ塔を右に見てシャクナゲ公園を通過して山頂。付属の金槌で鐘を叩くがそれ程鳴らない。休憩していると軽装の中年の男女がやって来て宝冠の森に降りて行った。

GWで人も出てきた。来た道を辿る。花折塚で昼食タイム。この辺りから奥駆の人達と行き交う。笠捨付近からの縦走だとこれくらい時間になるようだ。厳しいコースで皆一様に疲れた様子。少し雨が当たることもあったが、雨具は不要。上葛川分岐前で大きな荷物の老年の団体に会う。帰路は道が判っているので注意看板などをカメラに収める余裕がある。ふと下を見ると木に私の手拭いが掛かっている。行動中手拭いがないようには意識していたが、朝の混乱状態を思い知らされる。明るい伐採地に出るとタラノキが一本残されていた。車を目の前に降り口が判らず右往左往ブッシュ漕ぎ。明るい踏み跡を探し登り口に降りる。振り返ると一気に降りようとしなかったのは正解だった。

翌日も未踏区間の山上〜百丁茶屋に移動するつもりだったが五番関トンネルの情報が得られず。夢の湯に浸り帰宅とする。GWの真っ只中で渋滞を覚悟していたが20頃到着。給油して近くの温泉に本日二度目の湯に浸る。


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